10月初旬、北アルプスの乗鞍岳登山をします。
その身体慣らしの意味も含め、次郎笈に登ります。
今回はリフトで西島駅まで行き、次郎笈に向かいます。
天気が、いい。
写真でいえば右の道、こちらから。
天気はいいが、雲が多く押し寄せる。
水蒸気が容赦なく山に、吹く。
自分の不注意で転倒、左ひざを強打。
二週間を経過しほぼ痛みは和らいだのだが、登山、特に下り坂になると、痛む。
そして見える、次郎笈。
その美しい山容。
西日本で括れば、石槌山が1位で1,982m、剣山が2位で、1,955m。
3位が屋久島の宮之浦岳で1,936m。
そしてこの次郎笈が、4位の1,930m。
この頂上に向かう稜線の道が、美しい。
かえすがえす残念なのは、膝の疼痛。
せっかくの美しい風景を、それでスポイルする。
頂上を目指す胸突き八丁。
左膝をかばうため、結局右太ももに、過度に負荷をかける。
右の踏ん張りが、しんどい。
ワナワナ、となる。
そして頂上到着。
向こうに見える剣山山頂。
向こうのほうが、25m、高い。
目視でどっちが高いか判断するのは、難しい。
三角測量の基準となる、点。
山頂に、多く見られる。
しかし山頂からの眺望は素晴らしい。
天がいつのまにか、高くなっている。
そして稜線を下る。
あとから地図を見ると、下った先には、スーパー林道がある。
次郎笈の南を、スーパー林道が走っているのだ。
位置関係は、剣山山頂の南西方向に、次郎笈は、ある。
地図はとても、重要だ。
特に紙の地図。
しみじみこの道を、味わう。
こんな急傾斜に、この道。
造るの、大変ダロ。
この辺は森林限界より低いので、樹が生えている。
よって木陰が発生する。
有難い。
この辺で昼食。
登山とカップラーメン。
水分補給をしながら、大汗をかいた身体に、カップラーメンの塩分が有難い。
美味しいおにぎり。
柚木様、ありがとうございます。
目の前の銀シャリに食らいつく。
でんぷん補給。
それにしても木陰は、苔を育む。
その美しさが眼を捉えて離さない。
愛らしい、などという言葉を使用してしまう。
どうやら垂直方向の差で、植生は劇的に、変わる。
来た道を戻ります。
水分とか、カロリーとか、そういう必須アイテムを携行する。
なぜならそれらが無いと、死ぬもんね。
下り坂は上り坂。
終着駅は、始発駅。
我が膝にとっては、しんどいが上り坂が有難い。
で、帰り道。
下り坂に膝が悲鳴を上げる。
スティックを突いて出来るだけ膝への荷重を避ける。
上半身の筋肉で、分担する。
白色の岩石が点在する。
おそらくこれらは石灰岩。
世界の奇岩は、石灰岩で、成る。
中国の桂林とか、御在所岳とか、秋芳洞とか。
石灰岩は風化に強いのでエベレストの頂上は、石灰岩で出来ている。
でも酸で容易に溶けるので、たぶん雨水で、奇妙に侵食される。
これも一種の、奇岩。
屹立するダンコンの象徴とも、とれる。
石灰岩の塊。
一方でニョインの象徴も、祀られる。
そういうバランス感覚の源泉は、おそらく自然に対する畏怖。
だと思う。
西島駅に到着。
ここからリフトで降りる。
有難い。
もう膝が、あかん。
で久しぶりのリフト、降り。
これが案外、スリルがある。
降りる眺望が、とてもスリリング。
ヒャッホー。
リフトに関する考察が、必要ですな。
無事登山終了。
近くの銭湯を利用します。
トイレのみは、100円。
風呂でサッパリ、いい流れです。
有難うございます。
この2週間で膝を直さなければ。
柚木さんをはじめ、米谷さん、住友さん、お世話になりました。
感謝。